2025

Date Kind Event Category Title Summary

2025-10-13

記事

新規

Literate Modeling

文芸モデル

文芸モデルは、設計意図や背景を文章として書きながら、その中にモデル構造を埋め込むSmartDoxベースの記述手法です。ドキュメントとモデルを同一のソースで扱い、モデル駆動開発とAI支援開発を統合する基盤を提供します。

2025-10-13

用語集

新規

Glossary

文芸モデル駆動開発

文芸モデル駆動開発(Literate Model–Driven Development, LMDD) は、自然言語による語りと形式的なモデル構造を統一されたテキスト基盤上で統合するソフトウェア開発手法です。従来のモデル駆動開発(MDD)を拡張し、ドキュメントとモデルを単一の整合的ソースとして扱います。 LMDDでは、開発成果物の記述要素と構造要素をSmartDox言語を用いて同時に表現します。この統合的な表現から、ModelDoxが構造データを抽出し、CML(Cozy Modeling Language)がドメイン固有モデルを定義し、Cozyが実行可能なコード、ドキュメント、構成情報などの成果物を生成します。 人工知能(AI)は、語りの文脈を解析し、構造の整合性を検証し、モデルおよび生成成果物の改良を支援することでLMDDプロセスに関与します。すべての成果物はテキスト形式で表現されるため、トレーサビリティ、バージョン管理、標準的な開発環境との相互運用性が確保されます。 ドキュメント、設計、実装の間に形式的かつ機械可読な関係を定義することにより、LMDDは人間による記述と機械による推論が同一の表現層で機能する、AI支援型モデル駆動開発の基盤を提供します。

2025-10-06

記事

新規

Blog

AI時代のComponent-Based Development

AI時代におけるDSL駆動開発の意義を踏まえ、ここでは文芸モデルを中心としたAI支援型のComponent-Based Developmentを再考します(詳しくは

2025-10-06

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Glossary

AI協調型文芸モデル駆動開発

AI協調型文芸モデル駆動開発は、SimpleModelingが提唱する次世代のソフトウェア開発パラダイムです。 AIをエンジニアリングパートナーとして活用し、文芸モデル(Literate Model)を中心に人とAIが協調してソフトウェアを構築します。 AIはモデル理解、コード生成、設計支援、検証などの工程に参加し、開発全体の知的生産性と一貫性を高めます。 この開発方式は、DSL駆動開発・AI支援開発・コンポーネント指向開発(CBD)などを統合的に発展させたものであり、文芸モデルを媒介としてBoK(Body of Knowledge)や設計知識の共有を実現します。

2025-10-06

用語集

新規

Glossary

UP

UMLを基盤とし、反復型・ユースケース駆動・アーキテクチャ中心のプロセスモデル。Rational Unified Process (RUP) などの派生形を持ち、CBD(コンポーネント指向開発)の実践基盤となる。

2025-10-06

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新規

Glossary

DSL駆動開発

DSL駆動開発は、ドメイン固有言語(Domain-Specific Language, DSL)を用いて、特定領域の知識や構造を直接表現し、自動生成や検証を行う開発方式です。 汎用プログラミング言語に比べ、DSLは問題領域に密着した高い抽象度を提供し、設計意図と実装を整合的に結びつけます。

2025-10-06

用語集

新規

Glossary

UML

オブジェクト指向分析・設計のための統一モデリング言語。クラス図、シーケンス図、ユースケース図などを通じてシステム構造と動作を表現する。UPおよびCBDの基盤言語。

2025-10-06

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新規

Glossary

文芸モデル駆動AI支援開発

文芸モデル駆動AI支援開発は、SimpleModelingが提唱するAI時代のモデル駆動開発の形態です。 文芸モデル(Literate Model)を中心に据え、モデル構造と語り(構造化文書)を統合的に扱うことで、 AIが設計・生成・解析・検証などの工程を支援し、人間との協調的な知識循環を実現します。 この開発方式では、CML(Cozy Modeling Language)を用いて、 ドメイン構造(エンティティ、ルール、状態機械など)とその設計意図・背景(語り)を同一文書内に表現します。 AIはこの構造化された語りを解析し、モデルやコード、文書を自動生成・最適化します。 人間にとっては、文芸モデルは理解しやすく説明性の高い設計基盤となり、 AIにとっては学習・推論可能な知識表現となります。 両者の協働によって、設計知識の共有・再利用・進化が継続的に行われる開発プロセスが形成されます。

2025-10-06

用語集

新規

Glossary

CBD

CBD(コンポーネント指向開発)は、ソフトウェアを責務・契約・インターフェースを明確に定義したコンポーネント単位で構築・再利用する開発方式です。 コンポーネントは独立性と交換可能性を備え、システムを疎結合に構成することで保守性と再利用性を高めます。 論理モデルでは機能や契約を定義する抽象構造単位として、物理モデルでは実際の実装・デプロイメント単位として扱われます。

2025-10-06

用語集

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Glossary

DSL

DSL(ドメイン固有言語)は、特定の領域(ドメイン)に特化して設計された言語であり、その分野の概念や構造を直接的かつ簡潔に表現することを目的とします。 一般的な汎用プログラミング言語(GPL)に比べ、DSLは特定ドメインの問題解決や自動生成に適した高い抽象度を持ちます。

2025-10-06

用語集

新規

Glossary

コンポーネント

責務・契約・依存関係を明示的に定義し、再利用可能で交換可能な単位としてカプセル化されたソフトウェア構成要素。論理モデルでは抽象構造単位として、物理モデルでは実装・デプロイメント単位として扱われる。

2025-10-06

用語集

新規

Glossary

文芸モデル

文芸モデル(Literate Model)は、モデル構造と自然言語による語り(構造化文書)を統合した「読めるモデル」です。 文芸的プログラミング(Literate Programming)の思想をモデリング領域に拡張し、 構造(モデル)+語り(構造化文書) を一体化することで、人間とAIの双方が理解・操作できる知識表現を実現します。 「Literate Modeling(文芸的モデリング)」という発想自体は、 これまでにも一部の研究者や開発者によって試みられてきました。 しかし、それらは主にドキュメント生成やコード理解の支援にとどまっており、 モデルと言語・語り・AI支援を統合した体系的なモデリング手法として確立されたものではありません。 文芸モデル(Literate Model)は、SimpleModelingがAI時代に向けて新たに体系化・提唱したモデリング概念です。 文芸的モデリングの思想を継承しつつ、 AI協調型の知識循環とモデル生成を可能にする知的モデリング基盤として再構成されています。 文芸モデルは、単なるモデル記述技法ではなく、 人間の思考過程や設計意図を語りとしてモデルに埋め込み、 AIがそれを解析・再構成して設計や生成を支援するための枠組みです。

2025-09-29

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Component-Based Development

エラー・コンセプト

SimpleModelingにおけるエラー概念と用語体系について整理します。

2025-09-29

用語集

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Glossary

故障

システムまたはコンポーネントが要求された機能を規定条件内で実行できない状態。外部に表出し観測される現象。

2025-09-29

用語集

新規

Glossary

逸脱

計算値や観測値が、基準値や真値から外れている状態。観測可能な量的ずれを表す。

2025-09-29

用語集

新規

Glossary

障害

成果物(設計書、仕様書、コードなど)に存在する不完全さや不足。要求や仕様を満たさず、修正や置換が必要となる状態。ISO/IEC 24765 に基づく。

2025-09-29

用語集

新規

Glossary

エラー

汎用的な表現として用いられる用語。ソフトウェア工学では多義的に使われ、バグや障害全般を指す。SimpleModeling では広義のラベルとして使用し、個別には Mistake・Defect・Fault・Failure・Deviation に整理する。

2025-09-29

用語集

新規

Glossary

バグ

俗語的にソフトウェアの不具合を指す用語。厳密な技術的定義はなく、Defect や Fault、Failure を広く含む日常的な表現。

2025-09-29

用語集

新規

Glossary

障害要因

システム内部に存在する技術的な欠陥。Defect が具現化したもので、実行時に Failure を引き起こす可能性がある。IEEE 610.12 に基づく。

2025-09-29

用語集

新規

Glossary

過誤

人間の行為や判断の過誤。設計者・開発者・運用者による誤操作や誤判断を指す。直接は観測されにくいが、Defect や Fault を通じて Failure や Deviation に結びつく。

2025-09-22

記事

新規

Domain Modeling

観測記録

アプリケーションの実行時に発生するあらゆる現象を意味的に分類し、原因、深刻度、対応方針、関係者、技術的な文脈(トレース情報や実行環境)などとともに記録することで、ログ、監視、分析、監査、トラブル対応、アラート通知、エラー通知などに一貫して活用することができます。

2025-09-22

用語集

新規

Glossary

オブザーバビリティ

Observabilityは、システムやドメインの内部状態を外部からの観測を通じて推論・理解できる性質を表します。 単なるモニタリング可能性を超え、現象(Phenomenon)や観測記録(Observation)を一貫して収集・関連付け、ドメイン・イベント(Domain Event)として意味づけられることで、システムの挙動を総合的に把握できる状態を指します。

2025-09-22

用語集

新規

Glossary

現象

「現象」はドメイン内で発生する様々な事象を表します。 その中で記録に値するものは観測記録として保存されます。 さらに観測記録の中で、ドメインにおいて意味を持ち対応する振る舞いを引き起こすものをドメイン・イベントとしてモデル化します。

2025-09-22

用語集

新規

Glossary

ドメイン・イベント

Domain Eventは、Observation(観測記録)の中でドメインに意味を持ち、対応する振る舞いや処理を引き起こすものを表します。 ドメイン・イベントはシステムや業務上の状態変化を明確にモデル化し、アプリケーション層や他システムとの連携を駆動します。

2025-09-22

用語集

新規

Glossary

観測記録

Observationは、Phenomenon(現象)の中から記録に値すると判断されたものを保存した記録です。 観測記録はログ、モニタリング、監査、トラブルシューティングの基盤となります。

2025-09-15

記事

新規

Domain Modeling

SimpleObject

SimpleModelingリファレンス・プロファイルではエンティティ・オブジェクトのベース・クラスとなる抽象クラスSimpleEntityを定義しており、特殊なケースを除いては全てのエンティティ・オブジェクトがSimpleEntityをベース・クラスとすることになっています。

2025-09-15

用語集

新規

Glossary

SimpleObject

SimpleObjectはSimpleModelingリファレンス・プロファイルで定義している、ドメイン・オブジェクトの共通属性を定義した抽象オブジェクトです。 NameAttributesやLifecycleAttributesなどの汎用的な属性群をバリュー・オブジェクトとして委譲し、エンティティ・オブジェクトやバリュー・オブジェクトの基底クラスとして再利用可能な構造になっています。 SimpleEntityはこのSimpleObjectを継承し、永続化に必要な識別子(id)などを追加定義することでエンティティ・オブジェクトの基盤を形成しています。

2025-09-15

用語集

新規

Glossary

バリュー・オブジェクト

バリュー・オブジェクトは、ドメイン・モデルにおいて属性や説明などの意味的まとまりを持った値の集合を表すオブジェクトです。 エンティティのような永続的識別子は持たず、不変であり、等価性は値によって判断されます。

2025-09-15

用語集

新規

Glossary

SimpleEntity

SimpleObjectはSimpleModelingリファレンス・プロファイルで定義している、ドメイン・オブジェクトの共通属性を定義した抽象オブジェクトです。 SimpleEntityには一般的な用途でエンティティ・オブジェクトが必要と思われる属性が網羅されており、ここにドメイン特有の属性を追加するだけでエンティティ・オブジェクトを設計できるようになっています。

2025-09-15

用語集

新規

Glossary

ドメイン・オブジェクト

ドメイン・オブジェクトとは、ソフトウェアシステムが対象とする現実世界の領域(ドメイン)を表現するためのオブジェクトであり、ビジネスロジックや概念的構造を内包します。 これは、エンティティ、バリュー・オブジェクト、サービス、ルール、イベントなどの要素を含む、ドメイン・モデルを構成する中核的な構造です。 ドメイン・オブジェクトは、システム内でのデータ構造や処理の単なる表現ではなく、問題領域の意味や振る舞いを反映するモデルの一部です。

2025-09-15

用語集

新規

Glossary

エンティティ・オブジェクト

エンティティ・オブジェクトは、ドメイン・モデルにおいて一意の識別子(ID)を持ち、ライフサイクルを通じて継続的に識別・追跡されるオブジェクトです。 エンティティは変更可能であり、同じIDを持つ限り状態が変わっても同一のオブジェクトとして扱われます。

2025-09-08

記事

新規

Domain Modeling

エンティティの分析と設計

ドメイン・モデルの中心となるエンティティの分析モデルと設計モデルの違いについて考察します。

2025-09-08

用語集

新規

Glossary

CML

CMLは、Cozyモデルを記述するための文芸モデル記述言語です。 SimpleModelingにおける分析モデルの中核を担うDSL(ドメイン固有言語)として設計されています。 モデル要素とその関係性を自然言語に近い文体で記述できるよう工夫されており、AIによる支援や自動生成との高い親和性を備えています。 CMLで記述された文芸モデルは、設計モデル、プログラムコード、技術文書などに変換可能な中間表現として機能します。

2025-09-08

用語集

新規

Glossary

分析モデル・アップ・ダウン

分析モデル・アップ・ダウンとは、分析モデルを中核に据え、そこから概念モデルや設計モデルを「上(アップ)」へ導出し、また具体的なコードやデータ定義などを「下(ダウン)」に展開する双方向的なモデリング手法です。

2025-09-08

用語集

新規

Glossary

SimpleModelingリファレンス・プロファイル

SimpleModelingのリファレンス・プロファイルです。 SimpleModelingによる文芸モデル駆動開発の説明を具体的にするために、リファレンス・プロファイルを定義しています。

2025-09-01

記事

新規

Blog

用語集の運用

SimpleModeling.orgでは、BoK(Body of Knowledge)を構築・活用する一環として、用語集(Glossary)の運用を自動化しています。

2025-09-01

用語集

新規

Glossary

BoK

SimpleModelingでは文脈共有の核となる知識体系をBoK (Body of Knowledge)と呼んでいます。 BoKの構築は、知識の共有、教育、AIによる支援、自動化、意思決定支援を可能にするための基盤です。

2025-08-25

記事

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Blog

SimpleModelingの運用イメージとモデル展開

SimpleModelingでは、CML(Cozy Modeling Language)で記述された分析モデルを出発点として、概念モデル・設計モデルを上下に展開し、最終的なシステム運用を見据えた構造化された開発スタイルを提案しています。本記事ではその流れと各ティアへの展開方法を解説します。

2025-08-18

記事

新規

Blog

AI駆動のプログラム自動生成―可能性と課題

近年、生成AIは自然言語のプロンプトからソースコードを生成できるまで進化してきました。これにより、従来手作業で行っていた実装の一部が自動化され、開発効率の向上が期待されています。

2025-08-11

記事

新規

Domain Modeling

概念モデル/分析モデル/設計モデル

ドメイン・モデルは現実世界をソフトウェアで操作可能なモデルとして写し取ったものです。大切な点は、開発対象の問題領域の専門家が持つ「概念世界」を忠実に再現することです。

2025-08-04

記事

新規

Domain Modeling

ドメイン・モデルの基本構成要素

SimpleModelingではドメイン・モデルを構成する基本構成要素として以下のものを使用します。

2025-07-28

記事

新規

Overview

BoKビルディング

SimpleModeling.orgは、文芸モデル駆動開発(Literate Model-Driven Development)を軸としたモデリング技術を主題とする技術情報サイトです。

2025-07-21

記事

新規

Overview

サイトの目的

SimpleModeling.orgは、モデリングを中心としたソフトウェア開発の技術情報サイトです。

2025-07-14

記事

新規

Domain Modeling

プロファイル:基本データ型

SimpleModelingのドメイン・モデルで使用する基本データ型のプロファイルです。

2025-07-07

記事

新規

MaruLabo

クラウドアプリケーションのためのオブジェクト指向分析設計講座

一般社団法人MaruLaboにて、オブジェクト指向分析設計の講座「クラウドアプリケーションのためのオブジェクト指向分析設計講座」を開講しました(全47回)。